パリ ああ無情

おしゃれじゃないパリの日常

映画

おこもり生活 48日目 『アメリカの叔父さん』

アラン・レネ監督の映画、『アメリカの叔父さん』をみたわ。 タイトルの意味は、憧れを持って待ち望む白馬に乗った王子様ってところかしら? 実際本篇にはまったく関係の無い、白馬に乗った王子役のジャン・マレの映像が挿入されていたし。 主要人物は庶民出…

おこもり生活 33日目 『アメリカンサイコ』

普段だっら絶対観ないような映画のキャンペーン実施中にて選択した映画よ。 ふむ、上級市民に対するアンチテーゼ、社会派サイコホラーというわけね。 子どもがポケモンカードでバトルする如く、名刺のフォントや色、紙質で競い合うNYのエリートサラリーマン…

おこもり生活 28日目 マリッジストーリー

『マリッジストーリー』を見たわ。 女優のニコールと夫で舞台演出家のチャーリーが結婚生活に葛藤を抱え、離婚に向かっていく姿を描いたヒューマンドラマ。結婚生活がうまくいかなくなり、円満な協議離婚を望んでいた2人だったが、それまで溜め込んでいた積…

おこもり生活 25日目 Netflix

遅ればせながら拙宅もNetflix に加入したわ。図書館は閉まっているし、手持ちのDVDも見たし、満を持しての加入よ。 縛りがなく、いつでも退会できるらしいから。 アマゾンといいNetflix といいコロナ禍の勝ち組ね。 ほんと、子どもたちにはつくづく便利な時…

おこもり生活 24日目 ヴァカンスの過ごし方

各大臣が、夏のヴァカンスの予定はまだたてるのは早いと発言。 ヴァカンス大好きフランス人及び業界関係者がモーレツに抗議をしているらしいわ。 当地の有給制度と長い休暇は、日本からするとただ単に羨ましいとだけ思われているようだけど、郷に入りては郷…

おこもり生活 17日目 ローズマリーの赤ちゃん

フランスのインターネットの月額料金は日本に比べると安いみたい。 拙宅は電話にテレビにwifi はfreeという業者。日本円にして約5千円ぐらいかしら。 ヒマにあかせてチャンネルをいじっていたらパラマウント映画やワーナーブラザーズの映画のプログラムがあ…

おこもり生活 16日目 ショーケン

ショーケンが亡くなって既に一年。 物心ついたときはモルツのおじさんで、神代辰巳の映画に出ていたとっぽい若者で、特にファンではなかったのに、亡くなった後YouTubeでいろいろ見てたら恋に落ちたわ。 顔が小さくて手足が長くて、今見ても全然古くさくない…

いつもの見知らぬ男たち マリオ・モニチェリ

引き続き名作キャンペーン中にて、1958年の『いつもの見知らぬ男たち』を観たわ。 さすがにここまでくると私にとっても旧い映画よ。 マエストロ、マーチン・スコセッシ監督が選んだ見るべき映画リストから図書館にあったのを借りてきたの。 それはそうと、週…

Play Time ジャック・タチ

ジャック・タチの『プレイタイム』を見たわ。シャレオツだけど、途中からしんどくなって最後まで観ていなかったので、暇に開かせて再度トライしたわ。 まだ70歳じゃないけど、外出禁止を忠実に守っているのよ。 1958年公開当時は近未来都市でのおはなしとし…

La cravate 『ネクタイ』

地味なフランス映画を見てきたわ。 マリン・ルペン率いる極右の政党、国民連合で、一支持者として活動する地方の青年、バスチャンが主人公のドキュメンタリーよ。 20歳ながら既に5年も極右を支持しているというバスチャンが、2017年の大統領選をサポートする…

ゲームの規則

ジャン・ルノワールの作品を重い腰を上げて観たわ。 下らない映画を見る暇があったら名作を見ようキャンペーンよ。 電通の力を借りずに自分一人だけでやってるの。すごいでしょ。 カイエ派が発見した作品だけに、あまり面白みはないのに、なにかと引用されて…

アニー・ホール再見

ウッディ・アレンの『アニー・ホール』を見たわ。うん十年前に見たからまあわかるでしょうということで、英語のまま見たんだけど、ウッディ・アレンの早口には歯が立たず、でも悔しいから字幕をつけてそのまま英語で鑑賞したわ。 ほぼ50年前の映画なのに、今…

セザール賞

トリュフォーの映画音楽から幕を開けた第45回フランスアカデミーの授賞式を見たわ。 素人目から見ても今年の候補作品は小粒ばかり。 マイノリティやダイバーシティの公正さに関するスピーチが多くて、度を越して場を白けさせちゃった方もチラホラ。 社会性の…

リチャード・ジュエル

イーストウッド爺の映画、実録シリーズ第四段?を観てきたわ。 善良な市民対国家権力、実話だろうが創作だろうが掃いて捨てるほどある冤罪事件をお上手な役者達が丁寧に仕事をしていて、カタルシスもあって、好感が持てたわ。 特にサム・ロックウェルさん演…

ジョジョ ラビット

アーンナチスの将校達が英語を喋ってるってとこから、もう冷静でいられなかったわ。アメリカ映画とは相性が悪いわ。 主人公の男の子が精神的に不安定だとかいう前提もなしに、ヒットラーがイマジナリーフレンドって見せられても、はいそうですかとはならない…

アカデミー賞

ポン・ジュノ監督の『パラサイト』、オスカー4冠、納得だわ。できればお父さん役にも賞をあげて欲しかったぐらいよ。 英語以外の言語で初受賞とかそういう枠組みでは無く、良いものは良いということよね。 ブラックコメディとか社会風刺とか一言では言い表せ…

1917 命をかけた伝令

よくお金をかけてこんな薄っぺらい映画がとれるわ、って久々に思ったわ。 長回ししたら批評家受けって、何なのそれ。楽屋受けの自己満ではなく、素人のBbaに受けなかったらダメよ。 『1917』、第一次世界大戦が舞台よ。 二人の伝令が作戦停止命令を進軍する…

ヌヌ 完璧なベビーシッター

2016年にゴンクール賞を受賞した作品よ。映画化されたのをちょいと前に見たわ。 当地では女性人口の80パーセントが労働しているのでワーママも多いわけで、保育所に入れない場合はヌヌと呼ばれる子守の方に一日中お世話してもらうの。 従事している方々はフ…

Swallow

どなたか土を食べたことある人いるかしら? 異食症がテーマの映画を見てきたわ。妊娠中に、氷や土を食べる症状が出る人がいるっていうのは知ってたけど。 異食症(いしょくしょう、羅: pica)は、栄養価の無いものを無性に食べたくなる症候。食する対象は土…

大脱走

ゴーンの記者会見見たわ。 カルロス、君は忖度の反対1000パーセント♪ 脱出の経緯を話さないなんて。 私、脱出ものが大好きで。 小説では『モンテクリスト伯』映画では『パピヨン』が大好きなの。 好きすぎて子どもにも押し付けて嫌がられるのよ。どちらも分…

わたしの若草物語

私アメリカ映画はほとんど見ることが無く、全然詳しくないの。 でも美しいティモシー・シャラメも出ていて評判も良いから見に行ったわ。 ストーリーはまんま4姉妹の若草物語なんだけど、クロスカッティングとフラッシュバックが多用されてて、時系列がよくわ…

パラサイト 半地下の家族

オバマさんが2019年のベスト映画に『パラサイト 半地下の家族』を選んでて嬉しくなったわ。 自称映画好きとしては去年見た映画の中で圧倒的ベストワンね。格差や貧困層を描いたヨーロッパ映画も沢山あるけれど、エンターテイメントに昇華していないからドキ…

サヴォワ邸

観光地に住んでいると、いつでも行けると思って名所に行かないことってよくあるじゃない? 京都市内出身なのに哲学の道に行ったことがないとか、網走に住んでるけど網走刑務所は入ったことがないとか(あらちょっと違ったかしら)、あるあるだわよね。 私もう…

レ・ミゼラブル(ああ無情)観たわ

今年のカンヌ審査員賞受賞作品、レ・ミゼラブルをやっと観たわ。 バンリュー(パリ郊外)の荒廃した団地の悪ガキVS下品なデカの24時間のお話よ。まちがってもジャン・バルジャン主役のお涙頂戴のカルピス劇場じゃないのよ。おっと、年齢不詳を装う予定だったの…

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