おこもり生活 28日目 マリッジストーリー
『マリッジストーリー』を見たわ。
女優のニコールと夫で舞台演出家のチャーリーが結婚生活に葛藤を抱え、離婚に向かっていく姿を描いたヒューマンドラマ。結婚生活がうまくいかなくなり、円満な協議離婚を望んでいた2人だったが、それまで溜め込んでいた積年の怒りがあらわになり、弁護士をたてて争うことになってしまう。
映画コムより引用
パームツリーにハロウィンに弁護士と3拍子揃ったらアメリカ映画以外何物でもないって感じ。それもハロウィン2シーズン分よ。アメリカ映画らしくないというのが前評判なんだけど(汗)
このデティールたっぷりの離婚劇は脚本家の実体験かしらん。
良いとは思うけどもう少し短くっても良さそうなもんだわ。
題材としてはクラッシック過ぎるんだもん。
世間では『クレイマー・クレイマー』と比較しているようね。
私が思ったのは、ライアン・ゴスリング主演の『ブルー・バレンタイン』がアメリカの片田舎の離婚劇としたら、こちらはNYとLAを股にかけた都会の離婚劇ということかしら。
好むと好まざるとに関わらず人の心は変わるのよ。
スカヨハの全身全霊の演技がローラ・ダーンの自然でライトな演技に持っていかれちゃって、例えて言うならば、100点まであと一点だった必死で勉強した秀才とカンニングをして100点をとった凡才ってところかしら。
イミワカラナイヨ。
あんな泣きながら且つ長いセリフの長回しの二人芝居、NG出したらシャレにならんよ、と観ている方に緊張感を持たせるのはやめて欲しいわ。
西洋のお父さんに比べたら東洋のお父さんは離婚後の子どもの扱いがあっさりしているように見えるのは何故なのかしら。
比較文化のテーマとして興味深いわ。
現実に翻って、日仏の間でも離婚後の子どもの連れ去りが問題になっているから、これは見る人が見たら突き刺さるような話ではないかしら。
当地でもこの外出制限時、2週間ずつ交互に面倒見ることもままならないだろうから、お父さんお母さんのどちらかが淋しい思いをしているのだわ。