パリ ああ無情

おしゃれじゃないパリの日常

いつもの見知らぬ男たち マリオ・モニチェリ

 

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引き続き名作キャンペーン中にて、1958年の『いつもの見知らぬ男たち』を観たわ。

さすがにここまでくると私にとっても旧い映画よ。

マエストロ、マーチン・スコセッシ監督が選んだ見るべき映画リストから図書館にあったのを借りてきたの。

それはそうと、週末のお愉しみの図書館もコロナのせいで休みなんだわ。

 

eiga.com

 

 

原題は「正体不明の犯人」を指す官僚的なフレーズである。英国では『Persons Unknown』、米国では『Big Deal on Madonna Street』の題で公開された。本作は、つまらない泥棒グループについてのコメディであり、「モンテ・ディ・ピエタ」という国営の質屋に強盗に入る試みに失敗するろくでなしたちを描く。マルチェロ・マストロヤンニとヴィットリオ・ガスマンというスターをキャスティングし、本作の成功によって、トトとクラウディア・カルディナーレとともに、おそらくこの二人のキャリアは助けられた。Wikipediaより

 

イタリアの名優二人もよいんだけど、アラン・ドロンが『若者のすべて』で兄と慕うに至ったレナート・サルバトーレもよかったわ。ゴツゴツしていると思ったら、ライフガードとして働いているところをスカウトされたらしいのね。

動きのいい、色気がある俳優さんだわ。

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若い、ボンキュッツボンなクローディア・カルディナーレも出演よ。彼女のドキュメンタリーをこの前見たら、彼女はアルジェリアのフランス領で育ち、イタリアでデビューする前にすでに子どもを産んでいて、当時のことだからそれを隠して清純派として売り出されていたの。

もうこの頃は、未婚の母になっていたのね、この大きな胸も授乳中だったのかしら、と感慨深かったわ。

 

音楽はチェット・ベイカーだって。

名作かどうかは疑問だけど、テンポがすごく良い、悲喜こもごも、ハリウッドが形を変えてリメイクしたら一般受けしそう、と思ったわ。アメリカ映画は見ないけど、もうすでに作られているかもだわ。

 

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 当時のフランス、イタリアの旬の俳優たちが名演で競い合う群像劇、観終わった後、放心状態になるわよ。スコセッシ監督もお勧め。原題は『ロッコとその兄弟』、邦題はなかなか名訳だと思うわ。

 

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