パリ ああ無情

おしゃれじゃないパリの日常

わたしの若草物語

私アメリカ映画はほとんど見ることが無く、全然詳しくないの。

でも美しいティモシー・シャラメも出ていて評判も良いから見に行ったわ。

 

ストーリーはまんま4姉妹の若草物語なんだけど、クロスカッティングとフラッシュバックが多用されてて、時系列がよくわかんない時があったから一般受けはどうかしらね。

ヴィスコンティの『若者のすべて』では5兄弟を5パートに分けて描いていて、ギリシャ悲劇がベースにありながらも分かりやすい演出で大名作だったわよね。

 

 

若い女優は、エマ・ワトソン以外はまったくもってわからないんだけど、賢母の役をローラ・ダーン様が好演してて。

デヴィッド・リンチの映画以外では初めて見たわ。メリル・ストリープ共々美しく年を取られているようで。ボトックス顔の女優じゃ南北戦争時代の賢母は演じられないもの。賢明よね。

そしてそしてティモシー様のラブシーンはいつまでも見ていたいほど美しかったわ!

 

一人フランス人役のルイ・ガレルが『移民に優しいカリフォルニアに行く』みたいなことを言った時、館内で笑いが起こったのよ。

ご存知のようにEUは移民問題でBREXIT や何やら揺れているからね。

当地で移民の私は笑っていいものかわからなかったから我慢したわ。

 

大作では決してないけれど、美しい調度品や当時の服装を纏った美しい若者たちが絵画のようで目の保養となったから星3つにしておきましょう。


13 Minutes of Timothée Chalamet Speaking French

 

フランス語も流ちょうなティモシー・シャラメの当たり役

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