パリ ああ無情

おしゃれじゃないパリの日常

おこもり生活 24日目 ヴァカンスの過ごし方

各大臣が、夏のヴァカンスの予定はまだたてるのは早いと発言。

ヴァカンス大好きフランス人及び業界関係者がモーレツに抗議をしているらしいわ。

 

 

当地の有給制度と長い休暇は、日本からするとただ単に羨ましいとだけ思われているようだけど、郷に入りては郷に従え、それなりに理由があると思うの。

 

まず、ヨーロッパの季節って、日本人からすると、2つしかないわ。

冬が9か月、夏が3か月よ。はっきりとした3か月毎の四季(キャトルセゾン)は日本にしかないのよ。

 

何が言いたいかっていうと、バカンスはヨーロッパ人にとって死活問題ということなの。長い冬の間、あっ冬でも晴れ間があるのも日本の特徴で、ヨーロッパは薄暗い雲が垂れ込める曇天がほとんどだから、気持ちが落ち込んだり、ビタミンD欠乏により様々な病気になったりするのよ。

 

だから日照権というものが過大視されて、隣人同士で訴訟になったりすることもあるぐらいよ。

とにかく、春夏の間、できるだけ光合成をしておくことが重要なんだわ、と気づいたから、夏は南へ行くようにしているの。

 

今日はバカンス前に見たい、おすすめのバカンス映画ベスト3を紹介するわ。

長い夏休み、スケジュールをたてて行動しようなんて思わないこと、と素敵なフランス映画たちが教えてくれるの。

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まずは現代から、ギョーム・ブラック監督の『女っ気なし』

ロメール監督とロジエ監督の良いとこどりで一般受けしやすいと思うわ。

避暑地の恋愛は美男美女だけのものじゃないのよ!リアリティありすぎです。

でもおちがフランス映画ならでは。

 


UN MONDE SANS FEMMES DE GUILLAUME BRAC

大好きなジャック・ロジエ監督の『オルエットの方へ』

3人のおしゃれな女の子といけてないギャルソンのひと夏の物語。脇役にウナギも出てくるわ? 夜も更けてお菓子を買いに行くシーンが大好き。

 


ジャック・ロジエのヴァカンス 2016

 

大御所エリック・ロメール監督のいっぱいあるけれどとりあえず『夏物語』

英仏海峡のブルターニュの海も捨てがたい。 やっぱりおちがフランス映画ならでは。


四季の物語や長編デビュー作、中短編全18作品上映/特集上映『ロメールと女たち 四季篇』予告編

 

では、気持ちだけでもボン ヴァカンス!

 

 

 

 

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