Covid-19は女性名詞
今日はアカデミックな話題よ。
我慢してついてきてちょうだい。
外国人にとって、フランス語の壁がイロイロある中で、名詞の性というのが厄介というか、なんというか一生ついて回る問題。
eで終わる名詞は大方女性名詞、でも例外は山ほどあると。
そんな中、le covid-19 は実は la covid-19である、とフランス語の番人、アカデミーフランセーズが決定を下したらしいの。
そもそもcovid-19 は英語でCoronavirus Disease の略称、フランス語にするとMaladie du coronavirus 、Maladie (病気)は女性名詞だからcovid -19は女性名詞っていうわけ。
カナダの大統領は最初から女性名詞で話していたみたいだけど、当地のメディア、政治家、医療従事者は最初から男性名詞だったから、どの時点で修正していくのか、このまま男性名詞として通用するのか。
サンドイッチマンに「ちょっと何言ってるかわからない」って言ってほしいわね。
子どもなんか私が名詞の性別を間違えると鬼の首を取ったように直してくれるのよ。
在仏60年の英国人ジェーン・バーキンなんか絶対わざと間違えてるわよ。
ジェーンが間違えるとチャーミングだけど、花子だったら許せないってどいうこと⁈
その前に外出制限解除、Déconfinement がどの辞書に載ってないってどういうことなのかしら? アカデミーフランセーズさん?
カフェオープンはまだまだ先、風薫る5月の風を受けながら窓際でお家カフェ。
中華鍋Wok
冷蔵庫の残飯整理は中華鍋Wok かカレー也。
生姜、ニンニクはもちろんのこと、最後に隠し味程度にマギーソースをかけると美味しいわよ。
買った当時より家族が増え、手狭にもなってきていたしで、外出制限でできた節約分で新しい冷蔵庫を購入したの。
まあ高いお買い物だからポチするのにあーでも無いこーでも無いと時間がかかったわ。
恥ずかしながらチルド室デビュー。
配達されるまでに冷蔵庫の中身を減らすミッションがあるのよ。
明日はクスクスのスープを再利用したカレーでしょ。
適当にココナッツミルクとカレー粉、トマトソースあたりを入れればオーケーでしょ。
冷凍庫にはまだ魚や肉、野菜、フルーツがあるから、買い足さずなんとかメニューを考えるわ。
今晩はソニーとTOSHIBAを徹底的に比較してコスパの良いテレビをポチるわよ〜
秘密基地
自分の子供時代が日本の高度成長期と重なる人だったら、空き地の土管が遊び場だったってことはあるはず。
ドラえもんではジャイアンのリサイタル会場にもなったりしてたわよ。
何故あんなに町中の空き地に土管があったかって言うと、その頃トイレが水洗に変わっていった時代で下水工事に使われていたかららしいのね。
私もトイレが和式から洋式になった遠い日の事を覚えているわ。
土管のあのひんやりした感じ、押入れの中といい、子どもっていうのは狭いところが好きなわけで。
前振りが長くなったけど、うちの子供が作った秘密基地。
ビンボー臭くって笑っちゃうけど、本人は気に入ってキャンプ用のマットをひいてここで寝たりもしてるのよ。
外出制限解禁と言えども、学校は始まらないし、むやみに用もないのに外出もしたくないし、家の中で異世界を作りたい気持ちはよーくわかるんで、邪魔くさいけどしばらくそのままにしているの。
ジャックは陽の当たる場所を奪われてご機嫌斜めのジューシーフルーツなんだけど。
僕の定位置、角部屋、陽あたり良好を奪われたワン。
ジャックのトラウマ
外出制限が解禁されても何の代わり映えも無いわ。9時5時でテレワークしてワインを飲みながらザクラウンを見て犬をからかってご飯の支度と。
ところでジャックくん、過去に何があったか知らないけれど、ジャックラッセルテリアの割には控えめで家にいるときはほとんど猫。
鼻もあまり効かないみたいだし。
ふとした調子にひどく怯えることがあって。
今日は両耳をプニプニしようと急にしゃがんだらブルブル震え出しちゃって。
すかさずネットで犬、震える、ってキーワードを打ちこんでみたら、重大な病気の場合もあるけれど、案の定過去に虐待されていた犬は恐怖がフラッシュバックして、震えることもあるんだとか。
お犬様は話せないから過去に何があったか聞くこともできず、もう3年半も可愛がっているのにまだ安心できないかと思うと可哀想で。
昔赤ちゃんの時から飼っていたダックスフンドは人間に遠慮なんかしてなかったからね。
犬生イロイロよね。
生まれてきてすみません、って感じなんだわ。
おこもり生活 55日目 オニオンスープ
ルーチンってわざわざ意識しなくても判を押したような毎日。
せめて料理だけでもルーチンから抜け出したい、と思い、家では作ったことのないオニオンスープを作ってみたわ。
冬の料理だってことは存じてますわよ。
ただなんとなく玉ねぎを飴色になるまで炒めてみたかっただけ。
せっかちなんで、玉ねぎを飴色になるまで、ってな文章が出てきたら、あっさり別にレシピを探しちゃうくらい、曲がり角に着く前に曲がっちゃうくらいせっかちだから、今まで作ったことなかったのよね。
なんでもレアールに市場があった時代、朝早くから働く人たちのために、体があったまるようにって作られていたらしいわ。レアールのpied de cochon って言うレストランで食べたのはいつだったかしら。
玉ねぎ3個を20分炒めて、ブイヨンを1リットルぐらい入れて、ローリエを加えて10分煮込み、フランスパンを切って浮かべてチーズをどっさり、後はオーブンで焦げ目をつけたら、私にも出来た〜
家族ってのは、いつもの料理を出しても飽き飽きした顔をするし、初めて作った料理でも怪訝な顔をするのよね。
案の定怪訝な顔をして残したから、明日のクスクスのスープに再利用よ。
転んでもタダじゃ起きないわ。
ということで、おこもり生活日記は終わりにするわね。
おこもり生活 54日目 黄禍論
テレワークになって人間関係のストレスから解放されて、今後もずっと続けたいと思っている当方の気持ちを知ってか知らずか、毎回「元気? 同僚に合わなくて寂しくない?」とメールで同意を求めてくるフランス人同僚。
フランス人は日本人より裏表があって怖いわ。
普段はあいさつもしない仲なのに。
速攻でぜんぜん問題ないという私も可愛げばないけど、本心にて申し訳ない。
フランス人同士で喧嘩している時、どちらの味方にもなったらダメだわよ。
あとで仲直りした時、日本人の自分だけハシゴ外されたりするんだから。
今、米英独などが中国に対して賠償の訴訟を起こしているでしょ。
この三国が束になるとなんかアジア人差別の匂いがしないでもないわ。
相手国が欧米の一国だったらそんな話にはならないんじゃないかしら。
世界の覇権争いだから、もう恥も外聞も無い感じよね。
日本政府がその尻馬に乗っからないことを遠くでお祈り申し上げるわ。
騒ぎが収束した後、絶対人の良い日本だけ逆恨みされそうだから。
家庭内のパワーバランスに敏感なお犬様。
おこもり生活 53日目 マッド サイエンティスト
マルセイユ医大のディディエ・ラウル教授、キャラが立っているわ。
まるで映画に出てくるようなマッドサイエンティスト風、とりあえず白衣は着ているけれど、白髪のおかっぱでジェラール・ドパルデューぐらいガタイが良くって、まあ見てよ。
Facebook より拝借しました。
現代のストレンジラブ博士。
この方がマラリアに効くクロロキンをコロナ患者に投与して完治させたと主張していて。
重症急性呼吸症なんかにはジェネリックで売ってる薬でも効くそうで、既に売り切れ続出とかなんとか。
アフリカでの罹患が少ないのもそのお陰だとか。
藁をも掴む思いのトランプさんとかマクロン さんの食いつきが良かった反面、むしろ死亡率を上げるとか反対意見ももちろんあって。
信ぴょう性は置いておいて、思い出したことがあったわ。
若い頃、アフリカの小国に行ったことがあったの。ビザを取るのが大変だったし、渡航前に横浜の検疫所まで行って、何種類もワクチンを打たされたわ。
一年間は妊娠禁止の強烈なワクチンだったらしいんだけど、多分打たれたのはこのクロロキンだわね。
来週の月曜日から外出制限が無くなるとはいえ、テレワークだし、生活を変えるつもりはこれっぽっちも無いわ。
結局子供たちの学校も開校しないようよ。