おこもり生活 38日目 お金の話
拙宅は夫婦共同口座でお金を管理していて。
在宅ワークだから有難いことに、外出制限後も毎月お金は入って来て、ここ一月は固定費以外は食費、それも自炊、しか出て行かず、支出は少ないと。
強制的とはいえこれぞ節約生活、素敵な奥さん。
外出制限が緩和された暁には、余剰分を電気製品の購入に充て経済復興に貢献する所存。
どれだけ外食したり、特に必要もないものを買っていたかこれでわかったわ。
節約本に食費を節約するのはナンセンス、固定費を見直して、交際費、娯楽費から削っていきましょうというのは王道だったわけね。
固定費の学費が落ちるのはまあ仕方ないとして、こどもの半年分の歯科矯正への、結構いい額の前払い小切手が落ちるのは納得いかないわ。払ってから一度も診てもらっていないのに。それに関してメールをしたらまる無視という。
お金が浮いたり減ったりするそばから、今年の夏休みに友達だけで行く旅費をひとまず200ユーロ払い込んでくれという、うちの子。ホント金は天下の回り物ね。
夏休みの家族旅行の予定はまだたてられないわ。外出制限が伸びに伸びて、キャンセルとかになったら大変。当地で一度払ったお金を払い戻させる苦労は並大抵じゃないから。経験者は語る。
ローマへの修学旅行もコロナのせいで中止になったのに、払い戻しがないのよ!
今年は、国内で、ラストミニッツといきましょう。
娯楽に関するビジネスは景気や天変地異、厄災に振り回されるから大変よね。
ここぞという時に強い、日々の糧を売る小商いが開いたり閉まったりせわしない訳だわ。
会社設立の登記簿に継続年数として全社がとりあえず99年と記入してるけど、1年持つビジネスは何%だったか?
ところで、お金が入ってこないぎりぎりの生活の人たちもいるだろうから、お店が壊されて金品が強盗にあったり、食料品が襲われたり、米騒動のようなことが起こらないとも限らないわけで。
政府が現金支給してくれるという話も、煩雑な手続きと膨大な資料をそろえた人しかもらえる資格がないとなると、敷居が高いんじゃないかしら。
亡命や文盲でそれができない人々だから貧乏にあえぐ羽目にもなっているというか。
日本では、忖度とか、同調圧力とかで生活保護がもらえず、餓死する人々が出てこないか心配よ。
1階のバルコニーからぶら下がっていたバケツ。困窮者支援のための慈善鍋らしいわ。