おこもり生活 15日目 ウェルベック
今は亡き義父は、とんだ日本文学通で津島裕子とか河野多恵子とか松浦理映子とかを好んで読んでいたのよ。作家の力なのかしら。翻訳者の力量なのかしら。
名作キャンペーンを横に置いて、ミッシェル・ウェルベックの作品を読んでいるの。
フランス語で読んでみたものの、記憶に残っていなかった彼の翻訳本をまとめて3冊。
暗殺対象になるわ、映画に出るわ、なんとなく大酒飲みなマルチタレントぶりが野坂昭如を想起させるの。そのうち歌も歌いだすんじゃないかしら。
マリリン・モンローノーリターン♪
一夫多妻に憧れたり、絶対的な幸福は服従にあると言ってみたり、ウェルベックはフランスのインテリによくいる谷崎の信仰者じゃないかと思うぐらいよ。
名作というより迷作ね。
本やDVDを買い置きしておいてよかったわ。外出制限がかかってからというもの、図書館は閉まっているし、アマゾンも生活必需品しか配達しなくなったし。3月初旬に注文したカー用品はいまだに届かないわよ。
通常だったら、今の季節、菜の花畑を横に見ながらのドライブが楽しいのよね。
今を生きるって言葉の大切さがしみじみわかるわ~ん(泣)