パリ ああ無情

おしゃれじゃないパリの日常

おこもり生活 14日目 DV問題

当地では検疫のことをキャランテンヌ(40+n)といって、昔は40日隔離していたらしいの。

もしかしたらヨーロッパもそうなるかもよ、って話。

やっと2週間過ぎたと思ったら、また2週間伸びて4月15日まで外出制限になって。

 

それでラテンの国で何が起こっているかというと、閉じ込められた家族の中でDVが勃発、食品店のほかに唯一開いている薬局がお上に報告する役割を担っているらしいわ。

 

日本の家は狭い、ってのは定番だけど、そもそも出生率1を切るかもしれないとう状況で、核家族じゃない? 問題ないわよ。

 

当地にはアフリカから亡命してきた大家族が安ホテルの一室で仮住まい、ってことがよくあるわけで。ドキュメンタリーで見たけど、人も物もひしめいて、戦火からは逃れたとしても、快適で文化的な生活とは程遠かったわよ。

 

亡命者に限らず、長期滞在者向けのホテルはパリのどこにでもあって、一目で観光用と違うとわかるの。

フランスでは、家主からアパートを借りるより、銀行からお金を借りて家を買う方が簡単といわれるぐらい、店子選びは厳しいって訳。況や亡命者をや。

 

前置きが長くなったけど、亡命者だけではなく、閉じ込められた仲の悪い家族に何が起こっているかというと、ストレスや不寛容から来る暴力。

 

なんと平常時でもフランスでは二日に一人、恋人からの暴力で亡くなっているのよ。ま、フランス人とひとくくりにしても、その中にいろいろな文化の人たちが入っているから、、、と歯切れが悪くなってごめんあそばせ。

 

こどもが友達に連絡したら、親子喧嘩真っ最中だったとか、まああるあるだわよ。

拙宅は時々けんかもしながら、テーブルゲームしたり、カラオケしたり、いまのところはお上の世話にならずにやっていけてるわ。

 

兄弟喧嘩には判官びいきな犬。

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その昔、貧しい人々は皆安ホテル住まいだったことがわかるわよ。

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