シャンソン考
フランスの子どもたちは、ヒップホップやラップを愛好しながらも、いまだにバルバラとか、ジョルジュ・ブラッサンスとかピアフとかジャック・ブレルとかアズナブールとかを聴いているのよね。
シャンソンってフランスの生活に根付いているんだなと思うわ。
フレンチ・シャンソンの巨匠たち(シャルル・アズナヴール、イヴ・モンタン、ジョルジュ・ブラッサンス、ジャック・ブレル、レオ・フェレ)
テンポが遅くて古めかしいものの歌詞がドラマチックだから大人は尚更、ポエムが浸透している国の子どもならではなのかしら。
日本の若者がジャニーズと一緒に尾崎紀世彦とか菅原洋一とか由紀さおりを聴いているとはとんと聞かないもの。
阿久悠とかなかにし礼とか安井かずみにはシャンソンの歌詞に引けを取らない実力があったと思うんだけど。
大人になって気付いたことだけど、サムライってまんまメルヴィルのアラン・ドロン主演の『サムライ』からの流用だわ。
言うまでもなく松本隆とか言葉のセンスが抜群ね。
ソフィア・コッポラの『ロストイントランスレーション』で風をあつめてが流れてたでしょ。
音楽好きの仏人に意味が知りたいって言われて焦ったわ。やっぱり歌われている内容に関心があるのね。
ソフィアには誰が入れ知恵したのかしら。
私は懐メロ好きの若者でカラオケなんか行くとおじさん達に人気があったの。
今懐メロを歌ってもBbaが古い歌を歌っているとしか思われないのが悔しいわ。
自慢だけど美輪明宏のヨイトマケの唄なんか30年前から歌ってたわよ。
今はショーケンにオマージュを捧げてテンプターズ を夜な夜な聴いているわ。
森茉莉も彼のレゲエ風『ラストダンスは私に』を評価していてファンだったのよね。