パリ ああ無情

おしゃれじゃないパリの日常

MEGXITE

私なんかがメーガン妃のことを書くのはおこがましいことは充分承知の上で。

パリとロンドンって大阪東京間を移動する感覚に似て、住んでると仕事やらプライベートで行き来することはたまにある話で。


はたまた2週間ばかりオックスフォードに滞在しただけの私が言うのも何だけれど、当地ではアジア人として差別されてる感が凄かったわ。

現天皇の浩宮様の留学時代のエピソードでも差別された話はあるんだから、いわんや平民をや。


フランス人は建前上、そんな素振りは見せないし、法律で禁止されていて、訴えられたら罰金もダメージも大きいのも有り、うん十年住んでいてもはっきり差別されたという体験はほとんどないと言っていいわ。

トリコロールの自由、平等、博愛に反することはしないという矜持も感じられる。


でもイギリスは行く度に寒い思いをしてるような気がするわ。あ、意地悪されてるってすぐに気づいちゃうというか。

まあ電車に中で一瞥くれられる程度なんだけど、感性豊かな私には目が口ほどにものを言ってるのが伝わるのね。被害妄想とも言うわ。


今回のメーガン妃の騒動の件は、タブロイドだとかご意見番とか、当事者たちが彼女をバッシングだけでなく、差別もしているとはまったく気付いていないというところに問題があると思うの。


キャサリン妃だって母方の出自が悪いだのなんだの言われてたし、王室ファミリー以外はある程度のバッシングは避けられないにしても。


風刺絵が猿人だったり、皇室のメンバーがわざわざ黒人のブローチを付けていたり、嫉妬や人種差別がベースの悪質な嫌がらせよね。イギリス式ブラックユーモアだとは言わせないわよ。


王室や皇室に入ることがどれだけ大変か、日本人の私らは目撃者だけど、アメリカ人のメーガンさんには想像できなかったのかしら、と思わないでもないけれど。


BREXIT も同じ、日本人がアジア人と言われるとピンと来ないように、英国人もヨーロッパとは一線を引いている感じ。同じ白人同士でも大陸人とは一緒にしないでっていう、まあ早い話、どちらも島国根性よね。


結論はカリスマホスト、ローランド様の名言から引用させて頂くわ。


かつて七つの海を支配した大英帝国の皆様は、21世紀になっても俺か、俺以外か。

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