パリのお地蔵様
年末助け合い運動は先進国だけの習慣なのかしらん。貧しい国の人々はわざわざキャンペーンを張らなくても毎日やってるわよね。
包装文化の貧弱な当地、クリスマスプレゼントを購入してもただでは包んでくれないの。店の出入り口付近でボランティアの方々が待機してて募金と交換に包んでくれるのよ。
自分で包んだほうがマシと思う心を抑えて、好機とばかりにわずかばかりだけど募金させて頂くの。
ところでレゲエのおじさんたち、せっかくの自由の身なのに、各人シマがあるようで、いつも定位置にいるのよね。
カトリックの国には働かざるもの食うべからずなんて自業自得の考えはなく、汚かろうが臭かろうが、皆お供えものをしたり、話しかけたりしてる。
だから私、レゲエのおじさん=お地蔵様と解釈してるわ。