パリの年末年始のご馳走
シャンパンもフォアグラも食べ飽きたわ~。
不景気ながらクリスマスイブは人並みにシャンパンでアペリティフして、生ガキ食べてスモークサーモン食べて、フォアグラ食べて、鴨のコンフィで閉めたわ。仕上げはビュッシュと呼ばれる切り株の形をしたバタークリームケーキね。なんかキリスト教と関係があったような気がするけど、私仏教徒だからまあどうでも良いことにしましょう。
昔は今時バタークリーム?って思いながら食べてたけど、濃ゆい食事の最後はこれぐらいのあくがないとバランスが取れないってことがわかって、今となってはクリスマスのお愉しみのひとつよ。
クリスマス当日は残りの前菜を片付けて、シャポンといわれる去勢鶏を栗と一緒にオーブンで焼いたものを食べたわよ。あまり舌の肥えていない私は鶏のほうがしっとりしておいしいと思うけど、季節感がでないので、わざわざ3倍もする値段を出して買ったのよ。
年末年始の買い物をしているとき浮かべる楽しい御馳走のイメージは昔話の笠子地蔵。
カキもホントは大っ嫌いだけど、シャンパンとカキは冬の季語のようなものだから、レモンをぎゅっと絞って、喉の奥へシャンパンと一緒に流し込みましょう。
ちょっとした糖質制限をしているからワインは赤を飲むようにしてるわ。赤を飲み進むときは産地は北から南へということを覚えておいてね、パトリス・ジュアンの受け売りだけど。なんか、出てくる固有名詞が90年代で申し訳ないわ。。。